ケース内 AI 機能
ケース管理画面には、インシデント調査を支援する AI 機能が組み込まれています。 いずれも検索、分析、提示を支援するもので、AI が対応やケースのクローズを自動実行することはありません。
ケース内 AI チャット
ケースの文脈(ID、分類、タグ、本文)を踏まえて質問できる、読み取り専用の AI チャットです。 基盤は AI Investigate と同じで、生成 AI がストリーミングで逐次応答します。 最初のメッセージにはケースの文脈が自動で添えられます。
- AI が提案する検索条件は、「既存フィルタに追加」できる提案カードとして表示されます。
- 会話履歴はその画面の中だけで保持され、ブラウザには永続保存されません。1
AI 分析を実行
「AI 分析を実行」では、AI がアラートを PRQL で自律的に調査し、誤検知(FP)と真の検知(TP)の判断を根拠付きでレポートにまとめます。
- 生成されたレポートは画面に表示されます。
- レポートをスレッドへ投稿するのはユーザーのボタン操作で、自動投稿ではありません。
- 調査は AI のツール実行型エージェントが行います。 検索、相関、類似ケース照合などの読み取りツールを使います。
分析フローグラフ
AI 分析の推論ステップとツール実行(検索など)の過程を、Reasoning から Tool、Result の順で並べた表示専用のビューです。
Note
分析フローグラフは AI 分析の実行ログを並べて表示するものです。 AI が別途フローチャートを自動で生成して実行するものではありません。
類似ケース検索と対応推奨
- 類似ケース検索:ケース本文の類似度から、過去の類似ケースを提示します。2
- 対応推奨:類似ケースとアクセス履歴を組み合わせた重み付けで、関連するケースや Dashboard を提示します。 独立した AI 推論モデルが最適な対応を判断するものではありません。
詳細は ケース管理 を参照してください。
AI による Playbook 作成依頼
AI チャットに、Playbook の作成や修正を自然言語で依頼できます。 たとえば「この種類の誤検知を自動でクローズする Playbook を作って」のように依頼します。
- AI は変更を自動では適用しません。変更案(操作)を生成し、編集申請として提出します。
- 申請には、AI が判断の根拠(確信度など)をコメントとして添えます。
- 申請は通常どおり承認を経て反映されます(承認は申請者本人以外)。
- 申請時には、その変更が直近のケースに与える影響がプレビューされます。
Playbook の作成や修正を AI に任せつつ、最終的な適用は人間の承認を必須にできます。 詳しい流れは Playbook ガイドの「編集申請と承認フロー」 を参照してください。
注意事項
- ケース内の AI 機能による調査、分析、提示は読み取り専用で、対応、修復、クローズを自動実行しません。
- AI に Playbook の作成や修正を依頼した場合も、AI は編集申請(提案)を作成するだけで、適用には人間の承認が必要です。
- AI を駆動するバックエンドは別サービスとして稼働し、環境により未起動の場合があります。
-
会話履歴をブラウザ(ローカル保存)に保持する AI Investigate とは挙動が異なります。 ↩
-
類似度は埋め込みベクトル間の距離計算による線形スキャンで求めます。近似最近傍探索や専用のベクトル索引は使いません。 ↩