動作前提・制約
CSIRT-Pro を利用するうえでの前提条件、対応するデータの取り込み方法、保持期間、レート制限、対応環境をまとめます。
対応するログの取り込み方法
CSIRT-Pro は標準プロトコルでログを取り込みます。 お客様側の環境がどのクラウド(またはオンプレミス)であっても、次のいずれかの方法で送信できます。
| 取り込み方法 | 説明 |
|---|---|
| HTTPS 取り込み API | text/plain(テキストログ)、application/json(JSON)、application/x-ndjson(NDJSON)に対応 |
| HEC 互換エンドポイント | Splunk HEC 互換の形式で送信可能 |
| ログ転送ツール(Forwarder)経由 | HTTP 送信に対応するエージェントから取り込み API へ転送 |
パースは取り込み時ではなく検索時に行われます(schema-on-read)。 具体的な設定手順は Pipeline(ログ取り込み) と クイックスタート を参照してください。
Syslog は直接受信しません
CSIRT-Pro は syslog(RFC3164 / RFC5424、UDP/TCP)を直接受信しません(syslog リスナーを持ちません)。
Syslog 送信元は、フォワーダ(Vector の syslog source、rsyslog の omhttp 等)で受信し、HTTP で取り込み API へ転送してください。
設定例は ログ取り込み API の「syslog からの取り込み」を参照してください。
データ保持期間(TTL)
データの保持期間は Pipeline ごとに設定します。 推奨値は 365 日で、お客様側で変更できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 既定の保持期間 | 90 / 180 / 365 日 から選択(Pipeline 単位) |
| 延長 | +90 / +180 / +365 日の延長に対応(保持累積量に応じた従量) |
保持累積量の上限はプランごとに定めています。 詳細は プラン・提供機能・上限 を参照してください。
レート制限(スロットリング)
過負荷を防ぐため、リクエスト回数と転送量に上限を設けています。 上限はリクエストの種別ごとに独立して数え、1 日単位でリセットします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 既定の上限 | リクエスト 100 回/日、転送量 50 GB/日 |
| 超過時の応答 | 429 Too Many Requests(Retry-After: 5 を返却) |
| 適用単位 | API の種別 × HTTP メソッドごとに独立カウント、日次リセット |
契約プランに応じて、上限は次のように自動設定されます。
| 規模 | 取込リクエスト | 取込アップロード量 | 参照リクエスト | 参照ダウンロード量 |
|---|---|---|---|---|
| Small | 300 回/日 | 10 GB/日 | 500 回/日 | 5 GB/日 |
| Medium | 2,000 回/日 | 100 GB/日 | 3,000 回/日 | 50 GB/日 |
| Large | 10,000 回/日 | 400 GB/日 | 15,000 回/日 | 200 GB/日 |
| XLarge | 30,000 回/日 | 1,000 GB/日 | 30,000 回/日 | 500 GB/日 |
| Critical | 60,000 回/日 | 2,000 GB/日 | 60,000 回/日 | 1,000 GB/日 |
上限の引き上げ申請
上限の引き上げは お問い合わせ窓口 または営業窓口で受け付けます。
- 対象の種別、引き上げ希望値、用途を添えて申請します。
- 当社でユースケースの妥当性を確認します(通常 3 営業日以内)。
- 上限を更新し、反映します。
引き上げ申請自体は原則無料です。 引き上げ後の利用分は通常の従量課金が適用されます。
スロットリング時の挙動はお客様側で考慮してください
上限に達すると、リクエストが拒否される、または遅延や失敗が発生することがあります。 送信側で再送、バッファリング、流量制御を行うことを前提に設計してください。
対応環境(ブラウザ)
CSIRT-Pro の Web 画面は、最新の主要ブラウザに対応します。
要確認
サポート対象とする具体的なブラウザのバージョンは〔要確認〕です。
AI 機能の前提
AI 機能(AI Investigate、ケース内 AI 機能)には次の前提があります。
- AI を駆動するバックエンドは、検索や取り込みを担うコア機能とは別のサービスとして稼働します。 このため環境によっては未起動の場合があり、その際は AI 機能のみ利用できません。
- AI 機能はすべて読み取り専用で、対応・修復・通信のブロック・ケースのクローズを自動実行しません。
- AI の出力は判断材料の一つです。 重要な意思決定にあたっては、AI 出力に依拠せず、お客様自身で事実確認と妥当性の検証を行ってください。
利用の前提条件(お客様側で整備いただく事項)
本サービスを利用するには、お客様側で次の整備が必要です。 これらが満たされない場合、サービスの全部または一部が制限されることがあります。
- 対象環境からのログ送信設定(必要に応じてログ転送ツールの導入)
- 取り込み先エンドポイント、API キー、アクセス権限の整備
- Web 画面へログインする環境の整備
- 本サービスへ接続する通信回線の確保と維持
お客様側と S&J 側の責任範囲の全体像は 責任分界点 を参照してください。