用語集
CSIRT-Pro のドキュメントで使う主要な用語をまとめます。
各用語の詳しい使い方は、リンク先のページを参照してください。
検索とログ取り込み
PRQL:CSIRT-Pro の検索に使うクエリ言語です。 パイプライン構文でログを段階的に絞り込み、集計や可視化を行います(詳しくは PRQL リファレンス)。
Pipeline(取り込み定義):ログをどのソースから受け取り、どう保持するかを定義する設定です。 正規表現モードと JSON モードがあり、正規表現を空にすると JSON モードになります(詳しくは Pipeline)。
Parse Settings / Parse Fields:Pipeline の中で、生ログからどのフィールドをどう抽出するかを定める設定です。 Parse Settings がパースのルール、Parse Fields が抽出される個々の項目を指します。
schema-on-read:あらかじめスキーマを固定せず、検索時にフィールドを抽出する方式です。
生ログは messages 列にそのまま保持し、必要なときに項目を取り出します。
レート制限:取り込み API などへのリクエスト回数と転送量に設けた上限です。 既定では 1 日あたりの上限を超えると 429 を返します。引き上げはサポート窓口へ依頼してください。
HEC:他社 SIEM 互換の HTTP ベースのログ取り込み方式です。 CSIRT-Pro は HEC 互換取り込みに対応します。ただし indexer ACK などの一部機能は非対応です。
調査とケース
ケース(Case):インシデントや調査の単位です。 関連するログやコメントをスレッド形式でまとめ、対応の経緯を追跡します(詳しくは ケース管理)。
ステータスと分類(TP/FP):ケースの状態と判定を表す属性です。 ステータスは Open / In Progress / Resolved / Ignored、分類は TP(真陽性)/ FP(偽陽性)/ Unclassified(未分類)を取ります。
AI Investigate:自然言語でログとケースを横断して調べる読み取り専用の AI アシスタントです。 対応・修復・クローズなどの変更操作は自動実行しません(詳しくは AI Investigate)。
Threat Hunting(脅威ハンティング):明確なアラートを待たず、仮説を立ててログを能動的に調べる調査手法です。 PRQL による検索と Dashboard を組み合わせて、未検知の脅威の兆候を探します(詳しくは 脅威ハンティング)。
自動化と検知
Playbook(SOAR):検知から対応までの手順をビジュアルフローで定義し、ワークフロー実行基盤で実行する自動化機能です。 外部システムへの書き込みを伴う対応は承認制です(詳しくは Playbook)。
UEBA:スケジュール実行する検知 Playbook タスクを管理する機能です。 本機能は ML による異常スコアリングエンジンを搭載しません(詳しくは UEBA)。
Integration(連携):Slack や VirusTotal などの外部サービスとの接続です。 サーバが提供するカタログから必要なものを有効化します(詳しくは Integration)。
Dashboard:検索結果やメトリクスをグラフや表で可視化する画面です。 セキュリティの状況を一目で把握するために、用途ごとに作成します(詳しくは Dashboard)。
脅威情報
脅威情報:攻撃者の手口や悪性インジケータに関する情報の総称です。 CVE、IOC、MITRE ATT&CK などを CSIRT-Pro 上で検索・参照できます(詳しくは 脅威情報)。
IOC:侵害の痕跡を示すインジケータです。 不審な IP アドレス、ドメイン、ファイルハッシュなどが該当し、検知や調査の手がかりです。
CVE:公開された脆弱性に付与される一意の識別子です。 脆弱性ごとの番号で、影響範囲や対策情報の参照に使います。
KEV:実際に悪用が確認された脆弱性のカタログです。 数ある脆弱性の中で、優先して対処すべきものを判断する目安です。
MITRE ATT&CK:攻撃者の戦術と技術を体系化したナレッジベースです。 検知や対応を、攻撃のどの段階にあたるかという共通の枠組みで整理できます。
アクセスと権限
共有アクセス(SharedAccess):データや画面を組織内の他のユーザーと共有するための仕組みです。 共有の範囲は権限に基づいて制御します。
用語の表記について
本ドキュメントでは、画面上の名称(Case、Pipeline など)と日本語の説明を併記しています。 新しい用語が出てきたら、このページに追記していきます。