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責任分界点

CSIRT-Pro はクラウド型のサービスです。 安定した運用のために、S&J が担う範囲とお客様に担っていただく範囲を明確にしています。 このページはその全体像を示します。 契約上の正式な定めは利用規約および別紙「CSIRT-Pro SLA」によります。


共有責任モデル

S&J はサービス基盤の提供と維持を担い、お客様は対象環境とお客様データの管理を担います。

S&J が担う範囲

  • 本サービス基盤の可用性・性能の維持、スケーリング、バックアップ
  • データ保持期間(TTL)の技術的な適用
  • 本サービス本体の不具合の調査と修正
  • 標準提供する検知ルール、Playbook テンプレート、Integration コネクタの保守
  • Web 画面および API の操作方法に関する技術的問い合わせへの対応
  • 取り込みエンドポイントで受信して以降のデータ処理
  • 認証基盤、通信・保存の暗号化、基盤の脆弱性管理

お客様に担っていただく範囲

  • 対象環境(お客様のシステム、端末、SaaS、ネットワーク機器、エージェント等)の障害および設定
  • 対象環境から本サービスへのログ送信経路(通信回線、ログ転送ツールの動作等)
  • 連携先となる第三者サービス自体の品質・可用性・仕様変更・利用方法
  • お客様が作成または変更したカスタム検知ルール、Dashboard、Playbook、Pipeline 設定の設計と動作
  • お客様が作成したカスタムクエリの最適化とパフォーマンスチューニング
  • 認証情報、API キー、トークンの管理
  • 取り込まれたデータの内容、精度、解釈に関する判断
  • お客様データの自己保全(本サービスは SLA に定める範囲を超えてバックアップや完全性を保証しません)
  • レート制限を前提とした送信側の再送・バッファリング・流量制御
  • 管理責任者の届け出と連絡先の維持

障害切り分け・復旧責任表

代表的な事象における一次切り分けと復旧責任の所在は次のとおりです。 表に記載のない事象については、合理的な範囲で当社が一次切り分けを行い、利用規約および SLA に基づいて責任分担を決定します。

事象 / 問い合わせ種別 一次切り分け 復旧責任
本サービスへのアクセス不能 当社 当社
検索の遅延(標準クエリ) 当社 当社
検索の遅延(複雑クエリ・お客様作成クエリ) 当社(標準クエリかの判定のみ) お客様(最適化支援は別途有償)
ログが届かない お客様(送信側)+ 当社(受信側) 送信元から受信エンドポイントまではお客様、以降は当社
検知ルールが動作しない お客様(カスタム)+ 当社(基盤) 標準ルールと基盤は当社、カスタムルールはお客様
Integration の動作不能 当社(コネクタ側)+ お客様(第三者サービス側) コネクタは当社、第三者サービスは当該ベンダー
通知が届かない 当社(送出ログ確認)+ 受信側 送出は当社、外部到達は受信側および第三者ベンダー
API のエラー 当社 当社(レート制限超過・認証情報不備は対象外)
検知精度・誤検知の調整 (ベータ期間中は精度保証なし) お客様、または別途有償支援
対象環境(端末・SaaS 等)の障害 (対応せず) お客様

標準クエリの定義

サービスレベル目標(SLO)の対象となる「標準クエリ」とは、次の全てを満たす検索クエリをいいます。 これに該当しないものは「複雑クエリ」として SLO の対象外です。

  1. 検索対象期間が直近 24 時間以内であること
  2. 単一のデータソースまたはテーブルに対するクエリであること(JOIN を含まない)
  3. 基本的なフィルタ・集計(countsumavg 等)の組み合わせであること
  4. 標準で提供される Dashboard または検知ルールに用いられる構造のクエリであること
  5. 大量データの全件スキャンや高負荷の正規表現処理を含まないこと

お客様が作成したカスタムクエリの最適化、パフォーマンスチューニング、作成支援は標準サポートの対象外です。 別途有償のコンサルティングサービスで支援します。 サポートの対象範囲は サポート範囲・SLA を参照してください。